自分も逆説を使ってたので、今回の制限で相性差がどのように変わるか気になるところ。
アメジストのとげに制限がかかり、ストームが環境を席巻するのか?ちょっと検証してみたい。

前提として、ヴィンテージは初動が命のゲームなので、最初の手札が凄く重要。
相手を殺せるか?相手を妨害できるか?
少しでもぬるいキープをしようものなら瞬殺されてしまう。厳しくマリガンをするため、マリガンの闇に飲まれることも日常茶飯事。

そんな中、MUDは初動3マナ域で、アメとげ4抵抗4虚空1三玉1のストーム殺しカード10枚体制だった。
10枚のストーム殺しが入っている60枚デッキから7枚引いて、1枚以上手札に来る確率は74%。(実際にはマナも来ないと唱えられないが、ここではざっくり省略して考える)
26%で1回マリガンしたとして、手札に1枚以上来る確率は68%。
つまり、マリガンしても手札に来ない確率は、
(1-0.74)*(1-0.68)=8%
つまりおよそ92%の確率で初手に引いてしまう。
2枚目以降については、メタモルフも抵抗の宝球やアメジストのとげに変身して縛ってくるし、4マナそろえばゴーレムも出るし(moxは縛れませんが)、土地だって不毛で割って来る。これががんじがらめにしてしまうMUDの強さなわけだ。
もちろんこちらもWillが4枚あるが、それでもそれが初手にくる確率は4割。1枚カウンターできてもすぐ2枚目が来てしまうのでストームは圧倒的に不利。

ここでアメとげ制限により3枚が抜ける(1枚は使える!)と確率はどこまで変わるのか?

7枚のストーム殺しが入っている60枚デッキから7枚引いて、1枚以上手札に来る確率は60%。
1回マリガンしたとして、手札に1枚以上来る確率は54%。
よって、マリガンしても手札に来ない確率は、
(1-0.6)*(1-0.54)=18%
およそ82%の確率で初手に来る。
つまり、制限前と比べて10%しか変わらず、
さらに代わりに入って来る鉄線や無のロッド(サイドボード)で、状況によっては
縛ってくることも可能(ただし自分も影響受けるけど・・・)


結論:あんまし変わんない。逆説はやっぱりMUDに対して厳しい!


メンターがいなくなった以上、MUD中心にメタが再構築されることは間違いない。今までメンター対策として入れていた夜の戦慄や硫黄の精霊が抜け、力ずくや鋳塊かじり等が各デッキのサイドボードに入ってくる。
根強いファンのいるSTAXは巻き添えをくらってより辛くなるし、ヘイトベアや白エルドラージは少し生きやすい世の中になるかもしれない。

今週末のMOのヴィンテージ結果が今から楽しみだ。




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